SKマジック(SK magic co.,ltd)が氷浄水器特許を侵害したとし、ククホームシス(CUCKOO HOMESYS)を相手に訴訟を提起した。2023年5月に2回にわたって警告状を発送したが、ククホームシスが解決の意志がないとみなし、特許権侵害差止と損害賠償請求を進めるという立場である。 コーウェイとチョンホナイスが8年以上特許紛争をしているのに続き、SKマジックとククホームシスまで法廷での争いを控えることで、韓国内の主要浄水器レンタル·販売企業の全てが訴訟に絡むことになった。
SKマジックによると、ククホームシスが侵害した技術は、SKマジックが2018年2月に出願した「特許第10-2464193号」である。氷浄水器に4-ウェイバルブを適用し、浄水器の小型化とエネルギー効率の極大化を可能にした技術であるというのがSKマジック側の説明である。
ククホームシスは、SKマジックの主張が事実とは異なると反論した。SKマジック側が主張する4-ウェイバルブの特許は、液体状態の冷媒を脱氷に使うことを特定して登録を受けたが、それは気体状態の冷媒を使用する方式であって使用技術が異なるという説明である。何よりも4-ウェイバルブの特許自体が、日本と国内に公開された先行技術が存在するというのがククホームシスの立場である。すなわち、関連先行技術が存在する状況で自由実施技術に該当するという立場である。
氷浄水器と関連した特許侵害論議は今回が初めてではない。2014年、チョンホナイスがコーウェイを相手に氷浄水器特許技術を侵害したとして訴訟を提起した経緯がある。争いは8年以上続いているが、1審法院はコーウェイに「関連製品設備を廃棄し、チョンホに100億ウォンを賠償せよ」と判決したが、2審はこれを覆し、コーウェイが特許を侵害しなかったと判断した。双方は現在、法院の判決の日を待っている。